霜の降りるまで
 
天気予報では 北陸は福井も 金沢も雨だった
しかし 予報は何処までも予報 万が一の楽しみもある
ずーっと昔  台風が来ているのに どうしても納品しなければならない事態があった
現場に着いたら 日が照ってきた 作業が40分ほどで終わり シートをかけたら 又嵐になった
何と丁度 台風の目に入っていたのだ 別に計算して行った訳でもなかったが そうなっていた
計算通りに行かない事 人の心の動きと同調した時起きる偶然 これが有るからこの世は面白い。
今日は 仕事も順調に終わり早く帰れたので ゆく秋を撮る事が出来た。
 
 
急に吹き出した冷たい風に驚いた皇帝ダリヤを見た時は そのパニくった表情が無防備で美しかった
その時をそのまま写した。
 
虫にも分け前を与え
自らも病葉になり少なくなった友と共に次の風を待っている
もう11月も15日だもの 鈴鹿おろしが吹いても不思議はない
来春たわわに咲く八重咲きの枝垂れ桜の姿を思い浮かべながら ありがとう御苦労さまでした
とシャターを切る
 
 
何故か名前は アメリカフー
カナダの国旗のデザインにされている種のカエデだそうだ。 
僕が思うに 日本のカエデに比べて格段に大きい葉っぱを見た人が
これはこのカエデはアメリカ風やな〜 と言ったところから 
アメリカフ〜と呼ばれるようになったのではないだろうか???
 
いずれにせよ 楽しい晩秋である